初恋
「美夏どうしたの?」
少し落ち込んでる私をみて梓が話しかけてくれた。
「いゃ…。なんんかさぁ横通り過ぎるときに
感じ悪い男の人にうるせぇって言われたの…。」
「なーんだ。きにすんなぁ~」
「いやでも…私周りのことなんて気にしないで叫んでたから…。」
「大丈夫だって。もう会うことないんだしっ!!」
梓は少し男っぽいところがある。
でもそれが梓のいいところ。
綺麗で頭がよくてモテて…。
なのに男っぽいところが好き!!
「美夏。お母さんに連絡しな。遅れるって。」
「あっうん。」
ゴソゴソ…。
ない…。
携帯が…なーーーーいっ!!!