初恋
「里奈は2ヶ月前事故でなくなった。
里奈は俺の妹でABCに入ろうとしてた。
里奈は他の子よりも弱くて、中学のころも
いじめられてたから、高校ではそんな思いさせたくなくて、めっちゃ勉強して、ABCに入学して、里奈が入学したら助けてやろうっておもって…
でも…10月…事故にあって…」
俺が言葉つまってんのみて
美夏は目に涙うかべてた。
「そか…ごめんね…へんなこと…」
「ごめん。変なこと話して…」
「ううん。言ってほしい…聞かせてくれる?」
俺は美夏を愛しく思えた。
俺のために泣いてくれて
俺の話を聞いてくれて…
こんなにも話しやすくて
こんなにかわいくみえたのは
里奈以外だれもいなかったから…
俺は泣いている美夏を
ぎゅっと抱きしめた。
美夏はしばらく俺の胸で泣いていた。