初恋
家について10分後、梓が来た。
梓はお母さんにあいさつをすると
すぐに私の部屋に来た。
「美夏~今日のこと教えて?」
「うん…。」
「なにがあったの?」
「蓮…妹がいたみたいで…
その妹が事故にあって…。」
梓は驚いた表情をしている。
それはそうだよね…。
「それで、死んじゃったみたいで…
蓮、結構な妹思いみたいだったらしく
それで…妹のために入った学校も
行かなくなったみくて…。」
まだ整理できてない言葉を並べて
私は言った。
でも梓は理解していた。
「そっか…。」
「うん…。」
「美夏、泣いたでしょ。」
さすが親友梓。
「泣いちゃった…。」
「それで、蓮君は?」