初恋
海斗
廊下に出た後梓に会った。
「美夏~…って…ん?泣いてんの?」
「泣いてないよっ」
無理にワラって通り過ぎようとした。
「親友に隠し事する気!?」
___
「でね、そんなことで好きになっちゃったんだなぁ。って…。」
やっぱり梓には黙っていられない。
全部話しちゃった。
「美夏は男の子に慣れてないし、単純だから大丈夫だよ。」
って…
梓は言ったけど…
結構傷ついてます。(笑)
「それにしても、海斗って美香のこと好きなんじゃない?」
!?
「え…?そんなわけないでしょーがっ!!」
「そうかな~」
梓はにやにや笑って私を見てくる。