天国からの涙
そのあと数日間、
杏子の親御さん、色んな人に謝りに行った。
そして、私は最後に
自分のお母さんとお父さんに
めちゃくちゃ説教された。
当たり前だ。



そのあと、私はきょーちゃんと話合った。
そのあとあの男性をリストラ指示したのはきょーちゃん本人だった。でも、きょーちゃんはとても反省していた。もし、あの男性から連絡があったらすぐ、知らせる事を約束した。


私は数週間後、通学許可がでた。家のポストに手紙が入ってた。
「オマエヲ ユルサナイ。タナカモ イツカ 殺す。オマエヒトリデ、アノコウジョウに来い。」
脅迫状??まさか……あの人??
私はダッシュで学校の職員室に向かった。「きょーちゃん、あの人から脅迫状が、きた……」私は息切れでそう言った。


きょーちゃんは
震えていた。
「ちょっと来い。」
手がとっても震えてた。
「今から行こう。」
えっ!
「2人で行けば大丈夫。」
「うん。」
きょーちゃんの決めた事だ。
2人で学校を抜け出した。


ダッシュで工場に向かった。
バンっ。工場の扉を開けた。
男の人はいた。

「2人で来やがった、どうなるか分かってんのか。田中。」
「あぁ、覚悟できてる」
「覚悟?」
すると男性はわたしをナイフで
脅された。
すると
きょーちゃんが
「俺を差せ。
差すなら俺を差せ。目的はそれだろ。」「あぁ。そうだな。」
すると男性はターゲットをきょーちゃんに変えた。
「やめてー。」
私は男性の手からナイフを奪って自分でお腹にナイフを突き刺した。
意識が朦朧としていた。
でも、あの瞬間だけは
はっきり見た。


きょーちゃんが自分で私と同じようにお腹に突き刺した、最後には心臓に。
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