空からの届けもの
「とにかく!お前が何で真剣に対してそんなに警戒してるのかは知らねーが、持って帰れよ?売れば高いだろうし」
「う、売っちゃっていいんですか!?」
何気に酷い会話だと思う。
結局、テトラはその謎の剣も担ぎ、帰路に着くこととなった。
†
「でも……どうしよう」
朝いたあの部屋で、テトラはその剣を眺める。
かなり重く大きいそれは、小さな狭い部屋を一層狭くしていた。
「いつまでも置いてたら邪魔だし、そもそも……本当に、僕が持ってていいのか?」
朝同様、頭を必死に回転させる。