空からの届けもの
そして、結果。
「あーもう、何なんだー!」
限界を超す。
「今日はやめよう。いっぺんに考えようとするから悪いんだ」
テトラはそのまま布団に倒れ込む。寝ることを決意したらしい。
「それに、明日になれば何か分かるかもしれない……」
そうだ。ここは前向きに考えよう。
しかし、この物語はそんなことを許しはしなかった。
「あのさー、もうちょっと、ほかのことを考えようとは思わないのかい?」
「……ほかのこと?」
「たとえばさ、“何の目的があって贈られたのか”とか」
うーん……と考えようとして、
(あれ?)
「え、誰?!」
ようやく気づき、テトラはバッと跳ね起きる。