エンキョリレンアイ




−「優太センパイって彼女いるんですかぁ!?あ、ぁたし、ブレイク入ったの優太センパイがいたからなんですよぉ。…よかったらぁ…よかったら付き合っ…!」


「俺さぁ」



驚きで口が開いたままの彼女。

俺はそんな彼女の告白を遮るように
こう言った。



「…華奢なコがタイプなんだよね」


みるみる内に潤む瞳
泣くなよ。泣くな。

「…え…そんなぁ…ヒドィ!それってァタシがデブって意味ですかぁ??」


あーあぁ…もうマスカラが…あーあぁ。

泣きながら去っていく彼女。

「マジ最低なんだけど」

どこからか出て来た彼女のツレに罵声を浴びせられるオレ。



< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop