エンキョリレンアイ
実は俺は好みじゃない女にはとことんモテる、木村優太21歳。よろしく。
さて、そんな俺は今日も期待せずサークルへと向かう。
そこにサークルで1番仲の良い同い年の香澄が近付いてきた。
「ちょっと聞いてくれる−?ウチのチーム初心者ばっかり。これじゃ先が思いやられるよー。」
香澄はガールズヒップホップのジャンルリーダーだ。
小学生の頃からダンスを習っている香澄は1年の頃からダンス優等生組で、このサークルのガールズだと右に出る奴はいない。
多分ルックスでも右に出る奴はいないだろう。彼女は親友の俺が見ても超がつくほど可愛い。
「なんだよ。やる前から弱気だなぁ。お前だったら大丈夫だって!!」
ポンポンと頭をなでると
頭を振って逃げる真似をする香澄。
会えばジャレ合う
それがいつもの俺ら。
「ハイハーイ、皆聞いてなー」