エンキョリレンアイ

「おはよーさん。」



ニヤニヤと意味深な目で俺を見るゼン。



「うぃっす。お前今日はえらくご機嫌だな。」



するとゼンはメンバー表を指差しながら、

「まぁなぁ♪それ見てみろって♪」

「…?」

俺はメンバー表に目を通した。




するとゼンの名前の下に俺の名前が。


「え?!マジで?!スキルがかたよりすぎない?!?!」


驚きを隠せない俺。


実はうちのサークルでは、ジャンルごとにも更にチームが分けられていて、経験者や実力者は均等に分かれなければならないという暗黙のルールがあるのだ。
ゼンと俺の実力からいって
一緒になるのはまずいような…



< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop