エンキョリレンアイ
「おはよーさん。」
ニヤニヤと意味深な目で俺を見るゼン。
「うぃっす。お前今日はえらくご機嫌だな。」
するとゼンはメンバー表を指差しながら、
「まぁなぁ♪それ見てみろって♪」
「…?」
俺はメンバー表に目を通した。
するとゼンの名前の下に俺の名前が。
「え?!マジで?!スキルがかたよりすぎない?!?!」
驚きを隠せない俺。
実はうちのサークルでは、ジャンルごとにも更にチームが分けられていて、経験者や実力者は均等に分かれなければならないという暗黙のルールがあるのだ。
ゼンと俺の実力からいって
一緒になるのはまずいような…