水に映る月
 

スゴくショックで‥。


「どーゆこと?あたし、男なら誰でもイイんじゃないもん!ケイちゃんがイイねん!」


あたしは泣き叫んだ。


けれど、慧は、やっぱり冷たい声のまま


「無理やわ。オレは年上にしか興味無いねん。年下の子ってワガママやからな。」


って、答えた。


「なんで?じゃ、なんで家に置いてくれてるん?あたしが危なっかしいから?それだけ?」


「そうや。それだけじゃあかんか?嫌なら出てけよ。純ちゃんのワガママに、とことん付き合う気は無いし。」



ねぇ、ケイちゃん‥


恋って、なんで、こんなに苦しいんだろ‥


なんで、こんなに哀しいんだろ‥


 
< 104 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop