水に映る月
走っている内に、陽は落ちて辺りは暗くなった。
コンビニに着くと、慧は
「ちょっと、待っててな。」
って、一人でトラックから降りた。
そうして、荷台から荷物を台車に降ろし、それをコンビニに運んで行った。
何軒も、その繰り返し。
あたしは時々、駐車場に降りて、その様子を興味津々で見ていた。
働いている慧も、カッコイイ。
毎日夜通し、こんなにガンバってるんだと知って‥、
慧をだいすきなキモチは、更にアップした。