水に映る月
 

「純、愛してる‥。」


「あたしも‥。」



何度、確認し合っただろ‥。

何度、愛を与え合っただろ‥。


慧に抱かれて‥。

慧の体温を感じて‥。


慧の愛を感じて‥。


あたしは、とてもシアワセだった。


ずっと夢見ていたこと。

慧との距離が0になった。



─ ケイちゃん、すき‥


  ケイちゃん、だいすき‥



暖かい胸に抱かれて、あたしは、いつしか眠りに就いた。


 
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