水に映る月
 

「純ちゃん、すき♪」



─ 今だけ‥



「あたしも、だいすき。」



─ 時間限定で‥



サトルが首筋に舌を這わす。

その動きに合わせて、あたしは甘い吐息を漏らす。


感じているからじゃなくて‥。

ただ、彼を興奮させてアゲる為。


「愛してる‥。」


「うん‥。」


その時だけの“愛”を囁いて、サトルはキャミの中に手を滑り込ませた。


そして次の瞬間、彼は、ピタッと動きを止めた。


 
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