水に映る月
掃除が終わった後は、バスルームでシャワー。
バスタオルに顔を埋めて
「ケイちゃんの匂い、すき♪」
なんて、DOKIDOKIしたりして。
テレビを見ながらの一人ぼっちの夕飯は、やっぱり寂しかったけど‥。
朝になったら、慧に会える。
寂しさより、楽しみの方が胸を大きく占めていた。
ダブルベッドに乗っかって、昨夜、慧が眠った場所に寝転んだ。
枕をギュッと抱きしめて、ゴロゴロ転がって‥、
─ 早く朝になりますよぉに♪
翌朝の彼の反応を想像している内に、いつしか眠っていた。