大好きでした。
1年1組。それが私のクラスだった。
教室のドアを開け、なかに入るとすでに何人かの人が席に座っていた。
私は自分の席に座り、ふと隣の席がきになり椅子に貼ってある名前を見た。
『桜田ヒロト』
自分と名字が同じだった。
桜田ヒロト。一体どんな人なのだろう
そんなことを考えているともう教室の半分以上が埋まっていた。
その時
ガラガラ
また新しい生徒が入ってきた。
さっきまでとは、明らかに空気が変わった。
女子生徒も男子生徒も笑顔で彼に話しかけている。
彼は、人よりあか抜けていて顔もカッコいい。
私はボーっと彼と彼の周りの人達を見ていた。
すると彼がだんだん私に近づいてくる
なんだ?と思っていると
私の隣の席に座った。
そう
彼こそが桜田ヒロトだったのだ。
彼の周りは彼が席に座ってからもとても賑やかだった。