私の心が死んだ時…
失恋と家族
「あいつのいう好きは信用できない」



二年間片思いした神崎涼との恋はその言葉であっけなく終わった。




出てくると思った涙は出てこず・・・ただ・・・・ただ・・・・虚しかった。




「彩が男好きっていう噂を聞いて・・・・信用できなくなっていったみたい・・」




申し訳なさそうに・・・涼から伝言を受け取った麻衣がこちらを見ている。




噂なら彩の耳にも届いていた。



「アイツは男をとっかえひっかえしている」



「好きでもないのに媚を売ってばかり」



いつだってくだらない内容。気にはなっていたが・・・・涼が信じるとは思っていなかった為放置していた。




その結果が・・・・これだった。





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