ずっと…




「旭?


何でここにいるの?


私の声、聞こえてる?」


そう問いかけると


軽く、ホントに軽く


握り返してきた…


「旭、愛してる


だから、早く起きて?


いつもの笑顔で


俺もだよって


言ってよ」


そう言うと、涙を一筋


流しながら、


いつものようにニコリと


微笑んで


「俺も、瑞穂を


愛してる」


そう言って微かに


呟いた…


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