つけまデビュー
私はメイクしたまま美星高校を回っていた。


するといきなり三人組のチャラい感じの男子が寄ってきて、
『かわいーね☆』
「「ちょとこっち来てよ。」」
「ぇ?」


そのまま私は学校の隅のほうへ連れて行かれた。

「あのぅ…、」


『引っかかった☆』


2人の男子がいきなり両手を掴んで私を動けなくさせた。

「ぇえっ!!何する…ひゃっ!!」3人目の男子がスカートの中に手を入れて来たのだ。

「なっ!?やめ…んっ!!」
体がビクビク震えてしまう。

『何?もっとだってー☆』
「は?」

すると今度は胸に手をやりいやらしく触ってきた。

もうやだ…。


泣きそうになったその時。


『おい!!何してんだよ!!』
そこにいたのは金髪のおしゃれ男、佐賀だった。


すると
「やべえよ、佐賀だ!!」
と言って三人組は逃げていった。





『おい、大丈夫か!?』


「さがぁ~~~。」
私はボロボロと涙をこぼした。




ぎゅっ




佐賀は私を優しく抱きしめてくれていた。
私はなぜか今日初めて会った人の体だったのにとても安心できた。









< 11 / 20 >

この作品をシェア

pagetop