初恋-運命の恋人-
「今日は学園祭の出し物を決めたいと思います」
次の日のHR、昨日のクルミの一件が気になるけどそれは保留にし、只今学級委員長が前に出て学祭の出し物を決めている。
「サホ何やりたい?」
「私は何でも…クルミは?」
「私も特に」
「ウチメイド喫茶やりたい!」
ホノカが委員長に提案する。
「メイド喫茶って…」
「だって学祭の王道じゃん?」
「確かにそうだけど」
「他に意見無いしいいじゃん!決定!」
半ば強制的にメイド喫茶になってしまった1-B。
「ではメイド役ですが、女子全員は少しきついので何人かに絞ります」
「まぁウチは言い出しっぺだからやるとして。サホとクルミは決定じゃん?」
「は?私やだよ!」
メイド服ってあのヒラヒラでしょ?ムリムリ!
「私はやってみたいな」
意外にもクルミは乗り気な様子。
「~…私もやるよ…」
2人がやるならと、私もやることに決めた。