初恋-運命の恋人-
「サホは?何かないの?」
ツーくんの何気ない一言でヒナノがニヤニヤしだした。
「実はさ、サホって未だに初恋の人に恋してんの」
「ちょっ、ヒナノ!」
ヒナノの話に、みんなが意外な顔をする。
そこまで意外な顔されると少し傷つきます…。
「あ、俺も初恋の相手まだ好き」
さっきまで無言だったカイがいきなり口を開いたと思えば、サラッと今までで一番意外な話を持ちかけた。
「俺らそんなん聞いてねーぞ!誰だよ!」
「さーな」
カイはそれからもずっとみんなに質問攻めにあっていたが、まっまたく口を開く事は無かった。
「まぁ今日はこの辺にして、学校行きますか!」
只今の時刻はPM1:30。
お昼の時間となっていた。
ミコトさんにお昼もごちそうになり、午後からはしっかり学校へ行くことにした。