誘拐犯は…神様だったのです!




な、なんなのよー!


こ、この人…こんなキャラだったけ?


「も、もう…い、いい加減にしてください!」


そう言い、紫音さんから顔を背け背中を向けると再びフッと鼻で笑い勝ち誇ったように私から手を離す


「…っ」


た、助かった……


いきなり触るから…ドキドキしちゃったじゃん…もう


いまだにおさまらない鼓動を抑えよう胸元の服を握りふと、顔を上げるとあることを思いだす


あれ…?…そう言えば


「あの…と、ところで」


「……」

「お母様、遅くないですか?」


広間にある時計は私達が部屋に着いてから半周以上経過してる


紫音さんから色々と話をされていたから気にしてなかったけど


いくらなんでも、遅くない?







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