誘拐犯は…神様だったのです!



何かあったのかな?



そんな疑問に紫音さんはチラリと時計を見て再び正面に視線を戻す



「張り切ってるだけだ」

「…ん?張り切ってる?」


「あぁ」


張り切ってるって…何を張り切るの?


そんな疑問が浮かんだ瞬間――…




バンッ!――…


「紫音ー!!」

「…っ!?」


「…………」


勢いよく、ドアが開き甲高い声が部屋中に響くと


一人の女性が息を切らしながらドアの横に立っていた



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