誘拐犯は…神様だったのです!
私は、どうすればいいの?
二人の世界に入れず、唖然と二人を見ていると彼女が不意に私に視線を向ける
「ん?あれ?」
「……あ」
大きな瞳にドキッと胸がなる
う、うわっ…こうして近くでみると…とっても美人だ…
私となんて、月とスッポンのよう
「…え、と」
「…あなた…」
どうしよう、なんて言えばいいの?
「あ、の…」
「もしかして、凜さん?」
「…え?」
なんで名前を知ってるの?
オドオドする私にクスッと可愛らしい笑顔を向けると紫音さんから離れぐっと私に近づく
「そうなのね?紫音の花嫁の凜さんで間違いないのね!?」
「え?…あ、は、はい」
そう反射的に頷くと、私の手を握り満面の笑みを浮かべる
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