誘拐犯は…神様だったのです!



「えーと、そうですね…」


「うん、うん」


「ま、まぁ…普通に…か、格好いい人…だと」


「格好いい?」

「は、はい」


ポカーンと口を開けて私を見つめる


「…?」

あ、あれ…格好いいはまずかったかな?


「あ、いや…」

「へぇ、まぁ私の子供だし神様だから格好いいのは認めるわ?それで、数年付き合って紫音のどこが好きになったの?」


「…え」

ど、どこって…

チラリと紫音さんを見ると、変わらず無表情で黙っている


だ、黙らないでよ~っ


そんな質問困る…だって私は紫音さんのこと何も知らないんだもん



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