誘拐犯は…神様だったのです!




なんで、フウさん…あんなことをいうの?


てか、そんなキャラだったけ?



しかも…慣れ慕うつもりはないとか…下等な種族とか…認めないとか



ここに来て、そんなことを言われたことはなかった


だから、なんだか胸騒ぎが止まなくギュと胸元を握るとトンッとトールさんの手が私の頭に触れる


「…あ」

「ま、まぁ…オーディンの言うことはきにするな」


「………」

「アイツ、今日はキツイ性格みたいだし…代わりに謝る。悪かった」

「え?…」


「オーディンは風の神だから、気分屋なんだよ。優しい風があったり、怖い風もある。そのせいでオーディンは日によって性格が違う」


「………」


「だから、たまたまだ。気にするな」


そ、そうなの?


日によって違うだなんて…そんなことあるんだ


「……」


ううん、だけど…たぶん…フウさんが私を下等種族とか…そうゆう風に思ってるのは性格が変わってもかわらないと思う


だって、私を睨む瞳に思いが詰められていたから…




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