誘拐犯は…神様だったのです!
―――――…
――…
そして、また数日が経過しお母様が人間界へと外出したのを見送った夜
夕食も終わり、私はいつも通り紫音さんの部屋で夜会に向けての用紙をみていた
「えーと…地天界を統一する扇李(せんり)様。赤い髪の毛が特徴で…従者のサイ様?」
いつもの定位置である、窓枠に腰掛けながら私が今見てるのは地天界の扇李さまのことだ
用紙によれば、狼の血をひいているらしいく、かなりの暴君だと
「…あ、てかこの扇李様って神様…奥さんがいるんだ…沙優(さゆ)様…か」
ページには花嫁についても書いてあった。それは私と同じ人間だと言うこと特徴や性格など
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