誘拐犯は…神様だったのです!




神様はそうゆうの敏感なのかな?


「違う、そうゆう意味じゃない」


「へ?」


「獣臭いって意味だ」


「…獣!?」


獣って、なに!?


「ちょっ、紫音さん…どうゆう意味ですか?」

「君は知らなくていい。それより、私は少し眠る」


「…ちょ」


「………………」


「………っ」



そう言ったきり、私の質問に答えることなくゆっくりと瞼を閉じる紫音さん


そんな…言うだけ言って最終的にそれですか…


「……もう」


紫音さんってば…自由なんだから



半分呆れながら、私の膝の上で眠る紫音さんを見るとやはり辛そうに呼吸をしてる


辛いんだな…


「……」

こんな風に弱った紫音さんは初めて見た


まぁ、仕方がないか…静かにしてゆっくり眠ってもらおう


そう思い、紫音さんの綺麗な髪の毛を触りそっと頭を触る



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