誘拐犯は…神様だったのです!





紫音さんの寝顔って、初めてみるけど


やはり、物凄く綺麗で惚れ惚れしちゃうくらい



偽装だけど、この人の花嫁だなんて信じられないくらい



「………」



そんな寝顔を見て、吐息や体温に私の心臓はまだドキドキしてる





どうしよう…わたし…なんでこんなにドキドキしてるんだろう


好きじゃない、私を利用しようとしてるんだもん


だから、短い間の関係


そう割りきって生活してるけど…私は今…なにを思ってるんだろうか



「…………」


自分自身でも分からない感覚に私はただ、一人で紫音さんの熱を感じながら長い夜を過ごした












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