誘拐犯は…神様だったのです!
愚罪の子(神)
――――――…
――――…
「…あ、あの…どこまで行くんですか?」
「もう少しだよ」
「もう少しって…さっきからそればかり…」
屋敷を出て数時間
私はトールさんとフウさんに連れられ、世にも奇妙な場所に連れて来られたのだ
屋敷を出るなり向かったのは少し離れてた場所にある森
木々が密集していて、木には沢山のつるが巻き付いて森の木々が一本の木のように見える場所だった
前にトールさん、そして後ろにフウさん、真ん中に私と言う体制で森の木の隙間を器用に進んで行ってるんだけど
いつまでたっても、彼らが言うあの場所、所謂…羽流集と言う場所に到着しない
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