誘拐犯は…神様だったのです!
「…はぁ」
そもそも、こんなに歩くなんて知らなかった
ため息をはきながら歩き背後をみるとフウさんは息一つ乱さず歩いてる
すごいな…フウさんは
そう感心していると
「………あ」
「……なにか?」
バッとフウさんと視線がからみ、すぐに顔を反らす
「いえ、別に…」
「………」
はぁっ…実は、フウさんにあんなことを言ったせいでなかなか彼の顔を見ることができない
あの瞳を見ると、大胆なことを言った自分を思い出してしまうから
フウさんをみる限り、気にしてはないんだろうけど
女の私としては、意識してしまう…
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