誘拐犯は…神様だったのです!



「いや、あの…それは」


で、出来ない…と、言うか恥ずかしい!


必死に手を振り拒否する私に紫音さんは目を細め軽く睨む


「なんでも、すると言った」


「そ、それは、そうですけど…」


いくらなんでも…私からキスだなんて…


「唇にとは言っていない。頬にならいいだろう?」


「………う」


確かにそうだけど…っ

顔を赤くしながら、紫音さんを見上げるともうすでに頬を私に向け…準備漫談と言ったようだ


これは…覚悟を決めなくちゃ…いけないんだ…


緊張からか少し身体が震えるも立っている紫音さんに私もベッドから立ち上がり


彼の服を掴み、背伸びをして…



「……っ」


チュと軽く触れるだけのキスを頬に落とすと、紫音さんは満足したように笑い


「……あっ」


チュと紫音さんの唇が額に触れる




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