誘拐犯は…神様だったのです!






―――――……
―――…




そして、なんだかんだ色々と考えてしまい



時間で言うと8時を過ぎた頃、部屋にノック音が響き"どうぞ"と声をかけると


そこにはツヴァイさんがいた――…


そして、私は今…ツヴァイさんに用意してもらった朝食を口にしていた



















「それにしても…体調が回復をされて本当に良かったです」


ティーカップに紅茶をつぎながらそう言われ、私は苦笑いをしながらツヴァイさんに頭を下げた


「あの…本当に色々とご迷惑を掛けました」



「いえ、何を言いますか。あのような事になったのは私達にも責任はあります。凜様が謝る必要はないですよ」



「……」


気をつかって言ってくれる言葉になんだか嬉しくなり、ニコリと笑いながら紅茶を飲む



はぁっ…やっぱり、ツヴァイさんがいれてくれる紅茶は美味しいな



まろやかな味にホッと胸が落ち着くと、ツヴァイさんは何かを思い出したように声をだす



「それにしても、今回のことで紫音様の新たな一面をみることが出来ました」


「…え?」


新しい、一面?


なんのことか分からなく、首を傾げるとツヴァイさんはクスリと笑いながら口を開く




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