誘拐犯は…神様だったのです!
夜会
―――――――…
――――…
「凜様、いかがですか?苦しくないですか?」
「だ、大丈夫、です」
あれから、もうすっかり体調が回復し、いつも通りの日常を送り数日が経過したある日のこと
私はツヴァイさんに、とても可愛らしいドレスを着させられていたのだ
「とてもお似合いですよ…凜様」
「あ、ありがとうございます…っ」
実は今日…いや今夜は兼ねてから言われていた夜会の日なのだ
ここに来た時から沢山の名前が入った紙を渡されやっと全員覚えることができ今日に至る
「では、もう少ししましたら再び迎えに来ますので、しばらくリラックスでもしていて下さい」
「…はい」
ツヴァイさんはそう言うと、丁寧に頭をさげ部屋を出て行った
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