誘拐犯は…神様だったのです!





残された私は緊張からか楽に椅子に座ることが出来ずピンっと背筋を伸ばしたまま椅子に座っていた



はぁっ…どうしよう、緊張しちゃうな



実は夜会のことを聞かされたのは昨日の夜だった



体調を崩していたこともあり、変なプレッシャーを与えたくなくギリギリまで夜会のことは黙っていてくれたらしい



それに、名前を覚えるのも、もし夜会のことを口にしたら私の性格から無理するのを分かっていたのか紫音さんに夜会の事は一切話すなと言い付けられていたとツヴァイさんは私に言った




「……はぁっ」



そのおかけで、体調は完璧だけど不安で仕方がない


名前も全員覚えてなく、せめて残りの1日だけでも覚えようと紫音さんに言えば



"だめ"の一言でバッサリと切られ紙も取り上げられてしまった




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