誘拐犯は…神様だったのです!



なにをされてる…そんなの一瞬で分かった


柔らかい感触に近すぎる至近距離に…ただその行為を受け入れてると、ゆっくりと唇が離れる



「……っ」


わ、わたし…き、キスしちゃった…し、しかも誰だかよく分からない侵入者に…


もう何が何だかわからなくて、それと同時に怒りが込み上げ、目の前にいる彼を睨もうととすると…



「あ………れ」


突然、頭がクラッと揺れて視界がぼやけてくる


な、なんで……いきなり?


頭が何かに殴られたように痛くて、苦しくて



うっすらとぼやける視界で彼らをみると、そんな私に笑みを浮かべたのが見えたのが最後



あまりもの苦痛に、私はその場で意識を失ってしまった――……











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