誘拐犯は…神様だったのです!
背後の会場では相変わらずダンスや会話楽しむ神様達
そして、会場から漏れる素敵な音楽に耳を傾けながら、ただその風の気持ちよさを感じていると
紫音さんは、静かに口を開く
「…凜」
「ん?…あ、はい…なんですか?」
バルコニーには私と紫音さんしかいないせいか、彼の声は鮮明に聞こえ
振り向きながら、首を傾げると紫音さんも振り向き視線が絡む
「…好き…なんだ」
「………え?」
好き?
その言葉にドキッと胸がなり、激しさがましていく
ちょ、紫音さんってば何をいきなりっ
好き…だ、なんて…顔が赤くなり、紫音さんから顔を反らす
「あ、あの…わたし…いきなり…そ、そんなことを言われても…」
ど、どうしたらいいか…分からない
自分の頬を触り、激しくなる鼓動を抑えようと胸を抑えると―…
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