誘拐犯は…神様だったのです!
『…私が花嫁を迎えるのはおかしいか?』
『いえ、そうではないですが紫音様が花嫁を迎え入れるのは初めてのことですから』
『……』
『しかも、相手は人間です』
『別に、ただ鍵のためだ』
『分かっています』
『だが、そんな話しは先代達には伏せて置いて欲しい』
『それは、言われなくとも』
『悪い、そろそろ出るぞ。ここに長居は出来ない』
『承知しました』
そんな会話を続けると、ツヴァイは凜を抱き上げ紫音はリビングにある写真立てに視線を贈り
『……………』
それを手で倒し、紫音とツヴァイは姿を消した―…
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