誘拐犯は…神様だったのです!
「深界の…王様?」
そう、私がいまいる…この世界の王様だ―…
嘘……なんで、グレンさんが?グレンさんが海鈴様と言うことはグレンさんは神様なの?人間じゃなくて?
なおさら混乱する事実にグレンさんは苦笑いを浮かべる
「あぁ、それを知っていると言うことは…やっぱり、凜は…神の花嫁になったんだね。そして、今ここにいる」
「………あ」
「相手は、紫音だろう?」
「…!?」
な、なんで知っているの!?
私の反応で確信したのか、グレンさんは視線を落とし無理矢理笑顔をつくる
「やっぱり…そうだと思っていたよ」
「…っ」
「あの日、凜と別れた翌日にキミの家に行ったら…部屋中、アイツの気配が残ってたから」
「………」
「偽装の花嫁なんか演じて…お前、馬鹿だ」
「………あ」
な、なんでそれを知ってるの!?
私とツヴァイさん、そして紫音さんしか知らない秘密を…どうしてっ
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