誘拐犯は…神様だったのです!




「……ぅっ」



実は、紫音さんと…その、初めて身体を重ねてから数日


私は、その数日間ずっと、毎日のように彼に誘われそれに答えていた



もちろん、私は慣れてないわけで…拒否をすることもあったけれど



その度に紫音さんは"好き"と囁き油断した私をベッドに引き込むのだ



初めての時は、ある程度抑えてくれたもの、最近は抑えてくれなく…私は寝不足が続いていた。



朝起きて、だるそうな私に寝てていいと紫音さんは言うけれど、そんなわけにも行かなく


日中は起きているのだけど、油断すると食事中でも寝てしまう



「……はぁっ」


「あ…あの~…」


「え?」


手にしていたフォークをやすめ、ため息をはいた私にツヴァイさんは遠慮がちに口を開く



「まさかとは、思いますが…」


「…はい?」


「最近、紫音様の機嫌がよく凜様が眠そうと言うことを考えると……そうゆう関係になったのですか?」


「………え!?」


ガッシャとフォークをテーブルに落とし、鈍い音と一緒に私の顔が赤くなり、それで全てを理解したのかフッと鼻で笑う



「やはり、そうでしたか。確信が持てなかったので、黙っていましたが…それは良かったです」


「よ、良かった…って、あの、ち、違いますからっ」


いや、違うことはないけれど、バレるのは恥ずかしくうつむくと更にツヴァイさんはクスクスと笑う


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