誘拐犯は…神様だったのです!



ところで、本当に…ここはどこなんだろう?


周りの状況や見慣れない部屋から考えると、あのまま私はどこかに連れて行かれたのはなんとなく想像できる



だけど、あまりにもの変わりように少し戸惑いながら私はベッドから降りた



ベッドの近くにある白をモチーフにしたテーブルはいかにも高そうだし



その他の鏡や棚も高そうだ。


そして、全体的に見ればまるでお姫様が生活するような部屋



いったい、なんなのよ…


「…はぁ」


思わずため息をはき、恐る恐る椅子に腰を降ろす

「…………」


でも…私がこの部屋で眠っていたってことは


あのまま、意識を失った私をここに連れて来たのは彼らだとそれは分かる


なんであの時、意識を失っちゃたんだろう


意識を無くさなければ、なんとしてでも逃げたのに…



冷静に過去を思いだすと、後悔の二文字が私を襲う




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