誘拐犯は…神様だったのです!
「…………あ」
カーテンが降りて行った風で大きくまい
それを見ながら、私はハヤブサ達をみる
考えなおせ、だなんて…今さら無理だよ
トールさんとフウさんの気持ちは嬉しい
だけど、もう…遅いよ。決めたんだもん。それはかえられない…よ
「…かえられ、ない…」
そうだよね…紫音さん…
そう名前を胸の中でよぶと小鳥はビクリと反応し私の肩に止まりハヤブサは羽をバサバサと動かす
「……………」
あ、はは、また慰めてくれてるんだろう
「ありがとう…」
体をすりよせる小鳥達
うん……やっぱり、戻れない…わたし
ごめん…トールさん…
そう思い、そのまま私は揺れる気持ちを振り払い部屋の窓をしめ、カーテンを閉じ
部屋に来た小鳥達に何かをあげるため、部屋を出た
――――――…
―――…
「すみません、ありがとうございます…」
「いえ…なくなりましたらまたお申し付けくださいませ」
「…はい」
数十分後
小鳥達にエサをあげるべく、海鈴さんの屋敷の方にエサをもらい
適当に庭に出て、小鳥達にエサをあげていた
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