誘拐犯は…神様だったのです!




「順序は少しずれましたが…説明をしてもよろしいですか?」


「………」


「あの部屋であったことと、貴女様がここにいる理由、そして彼らや私達のことを」


「………ぁ」


ドクンと心臓が波打つ


それは…私が凄く疑問に思っていたことだ


あの部屋でネックレスを欲しがった理由、花嫁の意味


ここは何処なのか…あの翼はなんなのか…そして目の前にいる彼らの正体


それを知るのは少し怖い。けれど、聞かなくちゃ納得出来ない私もいる



だから………


「えっと…」


「……?」

「教えて、くれますか?」


その理由次第では、どうなるかわからないけど


とにかく、知りたい


そう言うと、ツヴァイさんは少しホッとしたように微笑む




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