君の面影を探して・・・
「怜桜?」
「んー?」
「・・・キスして」
怜桜はゆっくり起き上がるとあたしにそっとキスをした
恋人みたいな甘いキスじゃなくて
切なくなるような軽いキス
私はそれで十分だった
「お前、今日から俺の家政婦ね」
「え?どういうこと?」
怜桜の突然の言葉に戸惑う
"家政婦"って"セフレ"より下になるってこと?
怜桜はあたしのこと・・・そう思ってるの?
「俺んちに住めばいい。で、俺の世話して」
怜桜はそういってあたしの目をじっと見る
そんな目で見ないでよ
「・・・うん」
ほら、断れなくなる
いつもあたしは怜桜のペースに巻き込まれてる
ねえ
怜桜はあたしのことどう思ってるの?