恋と上司の甘い相関関係
なんだ…優しいじゃん。

怖いってイメージしかなかったけど、少しだけ見方が変わるかも。



「つーか、何で俺見てあんなに叫んだワケ?」


「あ…!や、あの、実は……」


すっごくすっごく恥ずかしかったけど、本当のことを話すと……。



「俺と幽霊を勘違いしたって?バッカだねー」


「えぇ、もうおっしゃる通りで…」


呆れ顔でバカにしたように笑う部長に、あたしはガックリとうなだれた。



「まぁ、でも出るんじゃねーの?俺も誰もいない二階から足音してるの聞いたことあるし」


「え"ぇっ!?」


ほ、本当に!?

まさか澤村部長までもがそんなこと言うなんて…!


< 10 / 371 >

この作品をシェア

pagetop