恋と上司の甘い相関関係
「あれぇ、もしかして雅ちゃんも貴公子にホレちゃった?」


「──はっ!?」



あたしが誰にホレたって?


あたしは一瞬目を見開いたけど、突拍子もない千葉ちゃんの一言をケラケラと笑い飛ばした。



「何でそうなるの〜!そんなワケないじゃーん」


「えーだって気になるんでしょ?
だいたい部長に気がある人は結城さんのことも同時に気にするんだから」


「え??」



それってどういうこと?


首をかしげていると、千葉ちゃんが急にパソコンの陰に隠れるように身を縮めるもんだから、それにつられてあたしも同じような体勢になった。


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