恋と上司の甘い相関関係
「なんか雅ちゃんが来てから雰囲気が変わった気がするんだよねぇ…」


「えぇ〜そう?」


「なんとなくだけどね」


「説得力ないよ、それ」



仕事中ということも忘れて暫しコソコソ話をしていると。



「相川!ちょっと来い」



タイミングが良いのか悪いのか、貴公子のお呼びが掛かった。



「早速ご指名だよ、頑張って♪」



千葉ちゃんはニンマリと笑いながら、あたしに小さくガッツポーズをしてくる。


いやいや、ちょっと待ってよ?



「何でさっきからあたしが部長にホレてる前提で話進めてるの!?」


「そういう事にしとこうよ。楽しいじゃん」


「………。」


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