恋と上司の甘い相関関係
椅子に座って背もたれに背中を預けながらマグカップに口を付け、しばらくぼーっとしていた。


なんとなく結城さんのデスクを眺める。

キレイに片付けられたデスクは、彼女と同じく何の隙もないように見えた。




やっぱり…あたしが澤村部長とよく一緒にいるのが気に食わないのかな…。


別にあたしは“上司と部下”っていう関係以外何もないのに。

結城さんの方がよっぽど親密だと思うんだけど……


そんなことをぼんやり考えていた時だった。



──コツ、コツ…


「……!?」



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