恋と上司の甘い相関関係
えぇい、いっそのことハッキリ聞いてしまえ!!



「拓海さんは…結城さんとどんな関係なんですか!?」



あたしのストレートな質問に数回瞬きをした彼は、何故かニヤリと含み笑いする。



「気になるのか?俺のことが」


「う、自惚れないでくださいっ!
ただ噂になってたから、どうなのかなと思って…!」


「ふ~ん…、雅もあんな噂を信じてんだ」



そう言う伏し目がちな拓海さんの表情はどこか寂しげで…

何故だかあたしの胸をキュッと締め付ける。



「いや、あの…信じてるわけじゃないけど…
でも、この間だって結城さんとお父様と三人で食事してたんでしょう?」


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