恋と上司の甘い相関関係
「すげー熱だな…」


「…うそ……」



あたしってほんとバカ…。

倒れるほど熱が上がってたのに気付かないなんて。



「大丈夫!?ごめん、こんなに具合が悪いなんて思わなくて…!」



うっすらと開けた瞳に、動揺してる三神さんの姿が映る。


すると、ふわっと体が浮く感覚と共に、


「触んな。…こいつは俺が運ぶ」


少し怒気を含んだ低い声が響いた。



「千葉、相川は俺が家まで連れてくから本社に戻ったらとりあえずそう伝えておいてくれ」


「わかりました。雅ちゃんをお願いしますね!」


「あぁ。平岡さん、申し訳ないんですが千葉を送っていただけますか?」


「えぇ、もちろん!」


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